寒さがこたえる冬場、あたためた日本酒を飲みながら晩ごはんのおかずをいただくと、心も体も温まり、ほかほかになります。
しかし、自宅でお燗をつけるとなると、何を使うの?どんな方法があるの?
など、意外とご存知ではないかもしれませんね。
徳利を湯煎しているイメージ。
出典:月桂冠
そもそも、なぜお燗にするの?
それには、3つ理由があります
1体があたたまるから
当たり前ですが、寒いときにはあたたかいものが恋しくなりますね。
お燗酒は、じんわりと体の芯から温まる感じがあります。
2お酒の甘みが増し、まろやかになって、お料理に合わせやすくなるから
お燗にすると、甘みが増し、苦みなどは弱く感じるお酒が多いため、食事との相性がとても良くなります。
3飲みすぎず、悪酔いしにくいから
アルコールは体温に近いほうが吸収が早くなります。
2お酒の甘みが増し、まろやかになって、お料理に合わせやすくなるから
お燗にすると、甘みが増し、苦みなどは弱く感じるお酒が多いため、食事との相性がとても良くなります。
3飲みすぎず、悪酔いしにくいから
アルコールは体温に近いほうが吸収が早くなります。
つまり酔いやすい。
温かいお酒を一杯飲めば、その分の酔いを体が感じます。
そのため、飲みすぎないで心地よく酔い、体にやさしい飲み方、と言えます。
温かいお酒を一杯飲めば、その分の酔いを体が感じます。
そのため、飲みすぎないで心地よく酔い、体にやさしい飲み方、と言えます。
では、これでお燗はバッチリ!な方法をご紹介します。
お燗のつけ方:
その1 お鍋をつかって湯煎(ゆせん)する方法
すこし手間はかかりますが、とってもまろやかな風味になり、加熱しすぎでアルコールが蒸発し、辛すぎるお酒になることがありません。
お燗のつけ方:
その1 お鍋をつかって湯煎(ゆせん)する方法
すこし手間はかかりますが、とってもまろやかな風味になり、加熱しすぎでアルコールが蒸発し、辛すぎるお酒になることがありません。
オススメの方法です!
①鍋に適量の水をいれます。
②お酒を入れた徳利を鍋に浸し、鍋の水がこぼれないか確認します。
(①・②では、まだ火にかけません)
①鍋に適量の水をいれます。
②お酒を入れた徳利を鍋に浸し、鍋の水がこぼれないか確認します。
(①・②では、まだ火にかけません)
鍋のお湯に徳利をひたしているイメージ。
③徳利を一旦鍋から取り出して、鍋に火をかけ、水が沸騰したら火を止めます。
④沸騰が落ち着いたら、鍋に徳利を入れて温める。
④沸騰が落ち着いたら、鍋に徳利を入れて温める。
ぬる燗(40~45℃)にする場合:
1分ほどたってから徳利をお湯から出し、温度を確かめる。
※徳利の底に指をあて、少し熱いくらいでOK。(耳たぶの温度が目安です)
まだぬるかったら、お鍋に戻して温めなおします。
上燗(45~50℃)にする場合:
2分ほどたってから徳利をお湯からだし、温度を確かめる。
※底に指をあて、かなり熱いと感じる程度です。(人によって、2~3秒で指を離す温度)
![熱さをみる](https://stat.ameba.jp/user_images/20140222/12/junmaiful/5d/ea/j/o0400056112854199600.jpg?caw=800)
徳利の底に指をあてて、温度を確かめます。
※目安として、1合(180ml)の徳利で3分ほどつけると熱燗(50℃前後)になります。
ポットのフタを開けて、徳利を手に持ちながら温めます。
その2 電子レンジを使って温める方法
ご自宅で手軽にお酒を温めることが出来ますが、温度差や温まり具合にムラが出てしまうことも。
ご自宅で手軽にお酒を温めることが出来ますが、温度差や温まり具合にムラが出てしまうことも。
一般的な電子レンジのイメージ。
電子レンジでお燗をつけると、徳利の上下で温度差が出たり、加熱にムラを生じることがあります。
これは徳利の形状によるもので、特に首の細いものや、容器の角、とがった部分は電力密度が高くなり局部的に加熱されるのが原因です。
(参考として)
これらを解決するために、月桂冠が開発した電子レンジ用徳利があります。
1:首の部分が短い(レンジ内での過加熱を防ぐ)。
2:縦長の形状(上下の温度差を小さくするようにしている)。
3:角のない丸いかたち(徳利内の熱の対流をスムーズにする)。
が特徴。
出典:月桂冠総合研究所
これでなくても、なるべく似た形の徳利であれば、電子レンジでもおいしいお燗ができるかと思います。
さて、電子レンジでお酒を温める方法です。
①徳利を2本用意する。
②片方の徳利にお酒を注ぐ。(首部分よりも少し下まで入れる)
③徳利の上から1/3~1/2をアルミホイルで覆います。
※アルミホイルの端は、徳利にぴったりと密着させてください。
(アルミホイルをすると、徳利の中でお酒が対流して上部だけが熱くなることがなく、まんべんなくお燗ができます)
さて、電子レンジでお酒を温める方法です。
①徳利を2本用意する。
②片方の徳利にお酒を注ぐ。(首部分よりも少し下まで入れる)
③徳利の上から1/3~1/2をアルミホイルで覆います。
※アルミホイルの端は、徳利にぴったりと密着させてください。
(アルミホイルをすると、徳利の中でお酒が対流して上部だけが熱くなることがなく、まんべんなくお燗ができます)
右の徳利のように、肩の下までアルミホイルを巻きます。
④酒入り・空の両方の徳利をレンジにセットし、必要時間加熱する。
④酒入り・空の両方の徳利をレンジにセットし、必要時間加熱する。
徳利は電子レンジの真ん中におきましょう。
ぬる燗(40℃)~上燗(45℃)にするとき(500Wレンジ ご使用の場合)、下の表を参考にしてください。
出典:一本木久保本店
⑤両方の徳利をレンジから取り出し、お酒の中身を空の徳利に移します。
⑥お酒が攪拌されて、温度ムラのないおいしい燗酒の出来上がり。
⑤両方の徳利をレンジから取り出し、お酒の中身を空の徳利に移します。
⑥お酒が攪拌されて、温度ムラのないおいしい燗酒の出来上がり。
以上が、お燗をつけるときの方法ですが、さらにお燗酒がうまくなるポイントがあります!
おちょこや厚手のグラスも事前にお湯で温めておくと、注いだお酒がぬるくなりにくく、いっそうおいしく飲むことができます。
(しっかりと水切りしてから、お酒を注ぎましょう)
どのくらいの温度でお燗をつけるかは、お酒の種類やその人の好みによって変わります。
いろいろと試して、あなた好みの温度を見つけてみてはいかがでしょう。
最後に、日本酒にはその種類によって飲用する温度にオススメがあり、昔から下図のような呼び方があります。
ちなみに気持ちのよいお風呂の温度、普通40℃前後ですので、これを基準にされると分かりやすいでしょう。
出典:月桂冠
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