2019年11月8日金曜日

ラガービールとスタウトビール | 三笠屋中沢酒店



そろそろ忘年会のシーズンが近づいてきました。

忘年会といえば、乾杯でグラスに瓶ビール。
ということで今回は、ビールの話題です。


ビールでいちばん有名なのは、アサヒのスーパードライですよね。

私の子供のころは、ビールといえば、キリンのラガービールでした。

お正月、親戚のおじさんからビールをひと口飲ませてもらったとき、とってもにがかった!のを覚えています。
なんでこんなものがおいしいんだろう?と思っていました。

今はその苦みのとりこです。


ビールには、「スタウトビール」というタイプもあります。

そもそもラガーとスタウトは何が違うか?

それは、、、

麦芽とホップを仕込む時の温度の違い。

《ラガー》⇒仕込み温度が低い(5℃~10℃)
 麦汁を冷やして、酵母を添加後発酵。
 酵母が沈むため下面発酵(かめんはっこう)と呼ばれます。
 日本のビールのほとんどがこれ。


《スタウト》⇒仕込み温度が高い(10℃~20℃)
 麦汁を冷やして酵母を添加後発酵。
 酵母が上に浮くため上面発酵(じょうめんはっこう)と呼ばれます。
 英国のギネスやエールなどがこのタイプ。


ちなみに、現在、日本で上面発酵で製造されるスタウト方式のビールは、キリン一番搾りスタウトと、アサヒスタウトの2種類のみ、です。
キリン一番搾りスタウト

一番搾りスタウトアサヒスタウト


他の黒ビールは、すべて下面発酵(ラガー方式)の黒ビールになります。
スーパードライブラックも下面発酵のラガー方式です。

バーやレストランで提供されている、サッポロのエビススタウトクリーミートップも「スタウト」という名前がついてますが、下面発酵のラガー方式で製造されたビールです。
エビススタウトクリーミートップ



※エビススタウトは日本において「スタウト製法に関する規約」がないため、下面発酵(ラガー製法)であるにもかかわらず「スタウト」の表示をすることに問題はありません。

以上、ビールの話題でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿