2018年3月12日月曜日

甑島(こしきしま)の塩田酒造の訪問記



国定公園に指定された、鹿児島県の甑島(こしきじま)
にある、塩田酒造。

芋焼酎の六代目百合は、この蔵でつくられています。


実は、だいぶ前に訪問したことがあります。
どこかにその時に書いたメモがあったよなぁ、と探して
いたんですが、ありました。



読み返してみると、訪問したのは今から13年も前!と判明。
実家に戻ってきて2年めの、2002年の8月後半でした。


当時は30代なかばの頃、メモ書きの内容がだいぶ青くさいし、
とてもかたい印象。


しかし、なんとか実家を盛り立てるぞという意気込みが、
自分のことながら感じられたのと、社長自らが話してくれた貴重
な話もあるので、メモをそのままで記事にしておきたいと思います。


ですので、かたい文章や変な言い回しなどがあると思いますが、
ひいき目に読んでいただければさいわいです。


以下、その時の訪問記です。

塩田酒造訪問

8/26(月)
前日、午前1時ころに寝てなかなか寝つけず、
何回も目が覚めた。
朝は事前の計画通りの時間に家を出て、電車に乗れた。

羽田空港は5年ぶりぐらいに来た。朝にもかかわらず
大勢の人がいたので、驚いた。
飛行機が離陸する時は、やはりワクワクするものだ。

鹿児島空港に着き、串木野新港までバスを利用。
1時間半ほどで着いた。

甑島(こしきじま)に行く人が結構いて、特に里村港
で大勢降りた。途中もしかしたら船酔いかも、
と思うときがあったが、無事に到着。

フェリーから見た島は、かなり大きい印象を受けた。

港に着き、電話をし、塩田酒造におじゃまする。

外観はほとんど民家だったので、
通り過ぎてしまうようだった(となりは小学校)。
自宅にすぐに案内されたので、少し緊張したしまった。


(塩田酒造の表玄関。石垣がとても立派です)


(石垣を横から見たところ。台風の通り道なので、
とても分厚くしてありました)

社長がいらして名刺を交換。
よく日焼けした海の男、という印象。背が高い。

東京でお父様が朝日新聞社に勤めていて、
小学生のときに島に戻られたそう。

蔵の様子を写したビデオを見せてもらった。

1回に50kgのバケツ、20ケ=1t分のいもを仕込みに使う。
島のいもは丸くて大きい型で、鹿児島本土から足りない
分のいもを買うこともあるそうだ(この買い付けたいもは、
細かったり、形がバラバラだとか)。

仕込みの量は最大でも、無理して7tが出来るかどうかという規模。
実際に蔵を見せてもらって、本当に小さい蔵だと思った。

仕込みの時期は、近所の人たちや、社長の先輩、
同級生らが手伝って大忙し。

芋と米、水(邪魔しない種類の水や、少し工夫した水?)
のみで造られ、添加物は一切なし。
本当の手づくり、家内制手工業。

設備を修理していた配管工の人(先輩)によると、
社長はパイプの種類や、配管の引き回し方、設備の材質
(ステンレスで特殊な溶接をしている)など、非常に
こだわっていて、ダメと思ったら徹夜してでもやり直す
ほどの情熱を持っているそうだ。

それは、ある一定のレベルの酒質に満足せず、毎年毎年、
より良いものをつくりたい、お客様に喜んでもらいたい、
との思いがあるから。

味わいは、島の人たちがふだんの食事中に飲んでおいしく、
かといって東京とかの嗜好(しこう)に迎合するのでもなく、
素朴でしかもレベルの高いもの。

社長自身、低温で貯蔵したものはきらいなので、
雑味がなく骨のある味わい。

芋の洗い方、蔵内の水回りのそうじ、その他もろもろのこと
が積み重なって良いものができる。

タンクから原酒を少しとって飲ませていただいた。


(蔵内にある貯蔵タンク)

口に含むとアルコール度数が高いためか、
甘みを感じて味にふくらみがあって、キリッとキレがよかった。
おいしかった!


(タンクから柄杓で原酒をすくう社長の手)

社長の仕事に取り組む姿勢は、気負ってやるのではなく、
肩の力が抜けていて、良い意味で自然体にやることをやっているようだ。
それがお酒にもやっぱり表れるのではないだろうか。

夕方、自家用ボートで海に連れて行ってもらい、
海の心地よさを満喫できた。
風がとても心地よかった。海は広い!


(蔵の前には、きれいな砂浜が広がっていました。
近くに自家用のボートがとめてあって)


(ボートを運転中の社長の後ろ姿をパチリ。操作はお手の物!
な感じでした)


(社長が所有するいけす前にて。とても澄んだ海です)

夕ごはんも用意していただき、なにかと申し訳ない気分だったが、
きびなごのお刺身、煮付けがおいしくて、たくさんいただいてしまった。

遠く北海道からも訪問する人がいるとのこと。すごいパワーだ。

最近は、まず蔵に来てもらって話をしてから、
取引をするかどうか決めているそうなので、わが家の場合は、
非常にラッキーだった(父に感謝しなければ)。

東京では扱いが50店あり、そのうち30店が販売量が多い、
つまりがんばっている酒屋。
日本橋高島屋がやっていて、
一番取引量が多い(2002年当時の数字です)。


以上、訪問記でした。



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